特集 新しい時代の看護と情報
医療用パソコン通信システム「MEDINET-P」の活用法
矢野 喜代子
1
,
山田 恒夫
1
1(財)医療情報システム開発センター
pp.1083-1089
発行日 1990年11月1日
Published Date 1990/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900255
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パソコン通信とは
最近,新聞紙上で話題となったコンピュータウイルスのニュースなどをきっかけとして,「パソコン通信」という言葉が一般の新聞や雑誌の紙上で取り上げられ,一般の人たちの間にも知られるようになってきた.パソコン通信自体が可能となったのは,1985年の電気通信事業法改正によってメッセージ交換を含む通信の開放が行なわれたことによる.その後,パソコン通信は時間と空間を超えたコミュニケーションの手段として,また,情報収集のためのツール(道具)として,一般の社会にわずかずつではあるが浸透してきた.
本稿では,医療関係者向けに作られたパソコン通信「MEDINET-P」を中心に,パソコン通信の特徴とその可能性について紹介したい.
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