特集 患者の問題?看護婦の問題!—「心理的ナーシング」とは何か
[事例3]躁的防衛としての癌患者の明るさ
渡辺 俊之
1
1皆川記念病院精神科
pp.455-458
発行日 1990年5月1日
Published Date 1990/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900119
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血便があり,精密検査のため入院したNさん
〈患者〉 Nさん,60歳,男性,会社社長.
〈現病歴〉 Nさんは若い頃から医者にかかったことがないのが自慢の種であった.そんな彼が,ある日の朝,トイレで便に血が混じっているのを発見した.数か月前から,疲れやすく体調が悪かったことが思い出された.
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