Focus ケアに役立つ話を読み解く
生きる希望を支える―ターミナル期にある呼吸器慢性疾患患者の事例
吉井 裕紀子
1
1大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター
pp.58-62
発行日 2010年10月1日
Published Date 2010/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101702
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慢性呼吸器疾患の症状は一時も患者を解放することはなく、「こんなに苦しむなら早く死にたい、楽になりたい」という言葉を耳にすることも少なくない。そうした患者に「自分はここまでできる、まだ生きていける」という自信をもってもらえる援助とはどのようなものか。退院困難となったIPF患者の希望を粘り強く聞き取った事例から考える。
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