連載 訪問看護の夢を叶えるICT・第4回
「よりよいターミナル」を支えたい
林 啓子
1
1らふえる訪問看護ステーション
pp.236-240
発行日 2020年3月15日
Published Date 2020/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201403
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在宅医療において患者は、訪問サービス介入時以外は往診医や訪問看護師の目が届かない環境に置かれているため、身体の変化を経時的にモニタリングすることは困難と考えられてきました。しかし、今日のICT(インターネットコミュニケーション技術)やIOT(モノのインターネット)の発達により、在宅医療でも活用できるデバイスやネットワークサービスが開発され、遠隔モニタリングが可能となりました。
このたび、2人のがん末期患者において、ICT機器を用いた在宅ターミナルケアの実証研究を行いましたので、ご紹介したいと思います(ターミナルケアの評価にはさまざまな要因が関与しますが、本稿ではあくまでも遠隔モニタリングがもたらした効果や課題に論点を絞り解説します)。
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