連載 かかわるチカラ―糖尿病療養指導の現場学・9
患者との「対話の行きづまり」を超える
東 めぐみ
1
Megumi Higashi
1
1駿河台日本大学病院
pp.1064-1068
発行日 2008年12月1日
Published Date 2008/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101363
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事例 家族との関係性に悩んでいた加納さん
「私なんかがここに来ていいのかしら」
加納さんは50代の主婦.夫の経営する工場を手伝っている.糖尿病と診断され数年がたち,3年前にインスリンが導入され,現在は1日4回打ちである.1年前に,外来のポスターを見て自分から生活相談を申し込んだ.HbA1cは9~11%台が続き,毎回,「私なんかがここに来て話をしていいのかしら」と話していた.
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