連載 かかわるチカラ―糖尿病療養指導の現場学・4
答えは患者さんの中にある
東 めぐみ
1
Megumi Higashi
1
1駿河台日本大学病院
pp.596-601
発行日 2008年7月1日
Published Date 2008/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101289
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事例 糖尿病薬が飲めない二木さん
「内服が必要なことはわかっているが,生活は自分のもの.他人に指図してほしくない」
二木さんは定年後,再就職をして週に3回仕事をしている.糖尿病と診断されて3年たち,最近,血糖値が上昇しだした.治療は食事療法(1800キロカロリー)と内服薬(ファスティック,アクトス)である.生活相談での会話から二木さんは内服薬をちゃんと飲んでいないことがわかった.二木さんは「薬を飲みます」とその場は収め,生活相談には奥様と一緒に毎月やってきた.
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