連載 世界の感受の只中で・2
老い・2
天田 城介
1
1立命館大学大学院先端総合学術研究科
pp.554-558
発行日 2007年6月1日
Published Date 2007/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101021
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
「西川 そう.はっきりと(階層/引用者補足)差があった.老いというのは,老いだけがあるんじゃなくて,それまでも人生全部の結果なんだというのが,当時四〇代だった私には新鮮だった.今から考えたら当たり前なことだけど.その人たちが戦前にどんなに偉いことをしたかというのは,いっぱい書かれているでしょ.でも,それよりも老いた姿のほうにずっとひかれた.」(荻野編 2006:244/西川祐子・上野千鶴子・荻野美穂の鼎談における西川の発言)
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.