連載 世界の感受の只中で・7
老い・7
天田 城介
1
1立命館大学大学院先端総合学術研究科
pp.1018-1023
発行日 2007年11月1日
Published Date 2007/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101132
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「……認知症と呼ばれている問題が,環境や人間関係によって作られ,深くさせられているといった大変に真面目な「社会学的」なとらえ方である.(中略)そのように「社会学的」なとらえ方が強調される一方で,そのとらえ方がすでに当たり前のように存在し,しかも必ずしも救いになっているわけでもない場合があるとするならば,社会学はあらためて何を言っていくべきなのだろうか.喧伝される新しいとらえ方や,そこから生まれている実践が,非常になじみ深く納得できるゆえに,さらなる困惑の中に迷いこんでいった./本書は以上のような困惑に何とか答えを与えていこうとするものである」(井口 2007:i-ii)
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