招待席
「いのちの教育」に託す思い―立場の異なる2人が発する1つのメッセージ
川田 龍平
1,2
,
高橋 卓志
3
1松本大学
2龍平学校―PEEK
3NGO ACCESS21
pp.1049-1053
発行日 2004年11月1日
Published Date 2004/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100561
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今,なぜ生命倫理か
――長野県の松本大学で,共同で講義を担当されているおふたりですが,まず,このような取り組みをされることになったいきさつについてお話しください.
高橋 2000年に,東京大学で先端生命科学を学ぶ学生を対象に講演をする機会がありました.新しい生命を作り出すことに興味をもつ彼らが,その気持ちだけではいけないと気付いたそうなんです.そのとき僕は,それまでの寺での活動はもちろん,チェルノブイリでの原発事故被災者救済やターミナルケアの場での活動の経験などを,学生たちに話すことで役立ててもらうことができる,と思ったんです.
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