連載 In the assisted living シアトル・高齢者ケア事情・1【新連載】
入居者が行方不明!―痴呆性高齢者の徘徊管理の難しさ
北野 敬子
1
1アシステッド・リビング
pp.80-83
発行日 2004年1月1日
Published Date 2004/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100387
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ナンシーさんがいない !
午後4時50分,「入居者はそろそろ夕食の時間だな」と私のオフィスの時計を見ていたとき,3階の食堂から電話がかかってきた.
「ケイコ,320号室のナンシーさん知らない?」
直接介護に携わる入居者アシスタント(Resident Assistant,以下,RA)のカリーナからだった.ナンシーさん(80歳・女性)を夕食に呼びに行って不在に気づいたという.
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