連載 看護の未来を決めるのは誰?⑩
現場の看護に直結するトップ指導者層の能力開発
横江 公美
1
,
北浦 暁子
1PACIFIC21
pp.1026-1028
発行日 2005年10月1日
Published Date 2005/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100223
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「看護実践能力の開発」「キャリア開発」「継続教育」など,専門職としての能力開発に関連する事柄は,日米どちらにおいても看護師の最大関心事の1つといえる.
わが国でも,日本看護協会の継続教育研修や看護系大学,各学会による公開講座やスキルアッププログラムが徐々に充実してきている.しかし,看護師の能力開発プログラムで日本との違いが際立っているのは,看護部長や看護大学の学部長・学科長といった看護のトップ指導者層に対する充実した教育研修のメニューが全国に展開されているという点である.
今回は,数多い看護団体のなかでも,1969年の設立以来,大学・大学院教育の先駆的な取り組みに携わり,全米に585の会員校をもつThe American Association of Colleges of Nursing(AACN)と,1967年から,アメリカの病院管理における看護部門のリーダー的組織として活動しているThe American Organization of Nurse Executives(AONE)の2つの老舗団体の活動から,看護のトップ指導者たちの能力開発プログラムを追いかけてみることにしよう.
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