特集 消化器外科手術の論点2020 誌上ディベートと手術手技
大腸外科 11 直腸癌手術における最適な剥離層 深い剥離層(いわゆるb層)の立場から
戸田 重夫
1
,
黒柳 洋弥
1
,
的場 周一郎
1
,
佐藤 力弥
1
,
花岡 裕
1
,
平松 康輔
1
1虎の門病院消化器外科
キーワード:
腹腔鏡下直腸癌手術
Keyword:
腹腔鏡下直腸癌手術
pp.553-558
発行日 2020年3月31日
Published Date 2020/3/31
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001635
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直腸癌手術の第一の目的は腫瘍を局所に残さずに切除することである。これには異論がないであろう。実際に,剥離面から腫瘍までの距離であるCRM(circumferential resection margin)が1 mm以下であることをCRM陽性と呼び,直腸癌術後局所再発の重要なリスクファクターであることが知られている。
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