ケースレポート
17歳の若年妊産婦の受け持ち看護
小安 美恵子
1
,
菱沼 キン子
1
,
斎藤 照代
1
1相模原協同病院産婦人科病棟
pp.908-913
発行日 2001年10月25日
Published Date 2001/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902746
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
近年,出生数は減少傾向にあるが,20歳未満の若年妊娠は,やや増加傾向にあるとも言われている1)。
若年妊娠は多くの問題を抱えやすい。産婦人科初診の時期が遅延しがちなこと,また社会的な援助が得られにくく,経済的に困窮をきたしやすいこと,精神的に成熟しておらず,離婚率も高いことなどがあげられる。さらに出産後は,育児放棄や虐待,遺棄などの社会的な問題も生じやすい2)。
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.