特集 助産婦のになう性教育
カリキュラムに性教育を入れる
粟飯原 真弓
1
,
大野 友子
1
,
森本 孝子
2
,
浦田 正代
2
1前賛育会病院助産婦学校
2墨田区立緑小学校
pp.683-690
発行日 2001年8月25日
Published Date 2001/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902702
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学生に「思春期学級」を学ばせる
はじめに
当賛育会病院助産婦学校は昭和54年に開校,本年3月に22年の助産婦教育を終えて休校に至りました。学校周辺の地域は東京の下町で飾り気のない人情味にあふれたところです。実習場である賛育会病院は,若年者の妊娠分娩や人工妊娠中絶をする人が少なくなく,性の健康教育の必要性を感じてきました。そして,助産婦はもっと地域に出て,直接住民と触れ合うべきであると考え続けてきました。また時代的には「生命の尊さ」について考えるための教育が必要というコンセンサスがなされつつあります。その教育には助産婦が役立つことが大いにあるのではないでしょうか。
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