JIM Lecture 法医学教室直伝―日常診療を「解剖」する!②
内頸静脈穿刺,右から入れる? 左から入れる?
古川 智之
1
1滋賀医科大学社会医学講座法医学部門
pp.394-396
発行日 2012年5月15日
Published Date 2012/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102503
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第2回は,内頸静脈穿刺のお話です.
臨床医にとって,中心静脈確保として内頸静脈穿刺を行う機会は多いと思います.内頸静脈穿刺では,術者に右利きの方が多いためか,通常は穿刺のしやすい右側からのアプローチを選択します.私も右利きであるため穿刺がしやすい右側を好んで選んでいました.ところが法医学的検討より,利き手に関係なく右側からのアプローチが有利であること,また逆にそうではなく患者さんによって個人差があることもわかりました.
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