特集 継続教育の視点からみた基礎看護技術
臨床での継続教育を視野に入れた看護技術教育に対する姿勢
山崎 慶子
1
,
澤田 和美
1
1東京女子医科大学病院看護部
pp.656-660
発行日 1993年9月25日
Published Date 1993/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900656
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はじめに
臨床場面で看護婦が行なう技術は数多くあり,かつ日々進歩する医療現場の中で必要な技術も変わっていく.医学の専門分化の中で,看護技術のある部分も自ずから専門分化している.そんな中で,学生時代にどのような技術を体得できるよう教育するか.学生が卒業後臨床に出て困らないための最低限必要な技術とは何かが問われている.
また,新カリ導入で技術教育のために割ける時間数が減っているのに対して,臨床ではむしろ必要とされる医療技術が増えている上に,診療,治療,モニタリングのために器械を取り扱う技術においては日々変化し,進歩し続けているのが実態である.
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