特別寄稿
英国助産婦協会を訪ねて—日本の助産婦へのメッセージ
我妻 堯
1
1愛育病院産婦人科
pp.49-52
発行日 1970年11月1日
Published Date 1970/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204013
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I.はじめに
1962年から1年半,ロンドンに留学したおりに,研究のかたわら,英国の助産婦制度について調査をした。その結果の詳細は3回にわけて本誌に発表したが1),2),3),その後,すでに7年がすぎた。その間に出産制度とそれに伴う助産婦業務も英国なりの変化をしていることは,文献で推測をしていたが,去る5月にひさしぶりで英国を訪れたさい,当事者に直接会っていろいろと確かめることができた。
そのなかでも,英国助産婦協会(Royal College of Midwives)を訪ね,現事務局長のMissWoodと,前の事務局長で,現在,国際助産婦会議(International Confederation of Midwives. ICM)の事務局長をしているMiss Bayesに会い,以前調査をした時に世話になったお礼を述べるとともに,英国の助産婦業務の変化と,日本の助産婦への希望を聞くことができたのでそれをメッセージとして伝えたいと思う。
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