特集 「ハイリスク」にも強くなる
ハイリスクに強くなるための横浜市の現任教育プログラム—助産婦を対象とした「周産期看護講習会」を実施して
遠藤 圭子
1
1横浜市衛生局医療対策部病院事業課
pp.1008-1013
発行日 1997年12月25日
Published Date 1997/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901834
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はじめに
私は,助産婦として産婦人科病棟に勤務し,妊産褥婦や赤ちゃんたちからいろいろなことを学んできた。そして,研修やICU病棟での経験を経て,現在は横浜市の行政の中で市立病院における看護業務の改善事業に携わっている。
助産婦のみならず,看護職員は卒後3年目ぐらいになると,一通りの業務ができるようになるが,その後の目標が持てないでいる場合も少なくない。本市では,このような中堅看護職員を対象とした「専門領域コース」の研修プログラムがあり,その一環として今年の5月に第1回目の「周産期看護講習会」(以下,講習会)を開催した。
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