特集 「ハイリスク」にも強くなる
NICUに助産婦がいるメリット
佐藤 由紀江
1
,
小島 美幸
1
,
砥石 和子
1
,
福井 トシ子
1
1杏林大学医学部付属病院総合周産期母子医療センター
pp.1014-1019
発行日 1997年12月25日
Published Date 1997/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901835
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はじめに
助産婦はお産に立ち会う人,という捉え方がまだまだ一般的な中で,助産婦の特性を活かし,さまざまな場所で仕事をしている助産婦もたくさんいる。なかでもNICUは分娩の延長線上にあり家族へも継続的に関わることから,NICUで勤務することを希望する助産婦は多い。
私たち助産婦がNICUで母親から相談されることの多くは,母乳に関すること,体の変化に関することである。また,両親とともに子供の死の場面に立ち合ったり,次の妊娠に関する相談者として必要とされる。しかし,NICUに助産婦が勤務している,ということを知っている人はまだまだ少なく,NICUの助産婦は十分に活用されていない状況にあるのではないだろうか。
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