連載 助産婦職能の変遷を探る・19
マチソンの助産婦再教育講習
大林 道子
1
1東京女子大学短期大学部講師
pp.1146-1152
発行日 1986年12月25日
Published Date 1986/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207035
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助産婦を看護職の中に統合しようとする動きへの,日本の助産婦側の必死の抵抗と,マチソン氏の日本の助産制度に対する理解が主となって,助産婦は独立した職能として残ることになった。
厚生省児童局母子衛生課の助産婦たち(1948年7月看護課新設にともない伊藤隆子・依田和枝両氏は看護課へ配転,松原雪子氏は母子衛生課に残る)とマチソン氏は,次の策として,助産婦の再教育と母親学級に全力投球することになる。
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