特集 変わります.変えます.地域母子保健(下)
垂井町の行政助産婦になるまでのプロセスとこれからへの希望
多賀 晴美
1
1垂井町保健センター
pp.956-960
発行日 1997年11月25日
Published Date 1997/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901821
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私が住む町,垂井町
私が住んでいる垂井町は,岐阜県南西部に位置し,天下分け目の合戦として有名な関ヶ原町に隣接する歴史的に名高いところです。隣の滋賀県との県境にある伊吹山からの「伊吹おろし」と呼ばれる肌を突くような冷たい突風に耐えて,地元相川の堤防の桜並木は春になればうすピンク色に染まります。相川をこいのぼりの大群が渡りたなびく姿は,子供からお年寄りの方まで親しまれています。夏が近づけば,川のほとりに蛍が舞い,山々を紅に染める実りの秋など,四季折々に豊かな自然を味わうことのできる町でもあります。
人口は約29,000人,世帯数は8,800余で,年間出生数は少子化の影響を受けつつも,ここ数年250人前後をキープしています。最近は,外国からの若い移住者も増えて来ています。
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