特集 変わります.変えます.地域母子保健(下)
地域母子保健活動における助産婦と保健婦(士)の連携—日本看護協会の動き
猫田 泰敏
1,2
1東京都立医療技術短期大学看護学科
2日本看護協会(士)職能委員会
pp.961-965
発行日 1997年11月25日
Published Date 1997/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901822
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
日本看護協会には,保健婦(士),助産婦および看護婦(士)の3職能ごとに,職能上の問題を審議し,会長に助言するという役割を持つ職能委員会が置かれています。私が所属した保健婦(士)職能委員会では,ここ数年は保健婦活動の機能強化,老人保健・介護システムのあり方や産業看護等を巡って議論が重ねられてきましたが,平成8年度は,地域保健の総合的な見直しが進む中,少子・高齢社会の一方の焦点である母子保健について,「母子保健に関する保健婦業務のあり方の検討」プロジェクトを発足させ,検討を強化することとしました。
現在,地域保健活動に非常勤等で携わっている助産婦の今後の活動体制のあり方が提起されていることを踏まえ,地域母子保健活動における両職能の連携を中心に検討しました。
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.