特集 助産婦教育の実状
座談会
これからの助産婦教育
松本 清一
1
,
星屋 千重
2
,
針生 セツ子
3
,
森 幸
4
,
若松 カオイ
5
1群馬大医学部
2北大医学部付属助産婦学校
3東北大医学部付属助産婦学校
4国立京都病院付属高等看護助産学院
5鹿児島大医学部付属助産婦学校
pp.30-36
発行日 1970年9月1日
Published Date 1970/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203984
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母性看護学に対処して
松本 将来の助産婦学校の教育というようなことについて,いろいろお話を伺いたいと思うわけですが,現在,看護学校のカリキュラムが大幅に改訂されて,臨床についていえば,精神看護,母性看護,小児看護というような柱が建てられて,母性看護の中に,公衆衛生的な保健という面が相当取り入れられてきているわけです。そういうふうな産科に関する保健というのは,とりもなおさず助産婦の業務というものと非常に密接な関係を持っている。そういう新しいカリキュラムのもとで教育を受けた学生が,助産婦学校に入ってきた場合に,どういうふうな教育をしていくべきかということが,さしあたっての問題である。皆さんがどう対処しようと考えておられるか,またどういう問題点が考えられるかというようなことから,ひとつご意見を伺いたいと思うのです。
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