特集 臨床助産婦のジレンマ
外国人の出産
青木 くみ
1
,
内海 桂子
1
1千葉市立病院産婦人科病棟
pp.121-124
発行日 1992年2月25日
Published Date 1992/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900507
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
近年日本に住む外国人の病院受診や出産が増えていると思われます。千葉市立病院でもここ数年,アジア系を中心とした外国人の出産が増加し,最近の5年間で19人を数えました。
1987年に最初の事例としてケースワーカーから依頼されたのがスリランカ人でしたが,言葉も分からず,来院して数日で分娩になるなど,看護側もずいぶんあわてたものでした。その後外国人の出産は年々増加し,本年は8月までで7人が出産しました(予定を含め10人)。これは当院の出産,年間約200人から考えるとかなり多いのではないかと思います。
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.