特集 臨床助産婦のジレンマ
ジレンマの中にいる助産婦に—妊産婦の苦しみと助産婦の苦しみと
岡部 恵子
1
1日本看護協会看護研究センター卒後教育部
pp.125-134
発行日 1992年2月25日
Published Date 1992/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900508
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はじめに
私に与えられました役割は,本特集に寄稿されました6本の論文を読んで,「助産婦は妊産婦を看護する中でのジレンマをどうとらえるか,あるいはジレンマをどうとらえるとよいのか」について書くようにとのことでした。
6つの論文を読んで,どなたの看護にも,どなたの看護者としての思いにも胸いっぱいになりました。看護の場面の辛さを思ってではありません。臨床で看護していた頃のことがいっぱい思い浮かんできて,私もがんばってきたんだ,そして今も若い助産婦さんたちがこんなに真剣に看護しているんだと思えて,看護職ってなんてすばらしい人々でいっぱいなんだろうと思えたからです。
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