特別寄稿
看護制度改正に思う
三井 政子
1
,
高木 美智子
2
,
前田 淑子
3
,
大沼 れい子
4
1京都大学医療技術短大専攻科
2岐阜県立衛生専門学校助産婦学科
3高山赤十字病院
4岐阜県立下呂温泉病院
pp.934-938
発行日 1984年11月25日
Published Date 1984/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206545
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昭和59年度看護協会通常総会が,去る5月16,18日東京の普門館において行なわれた。今年度総会におけるメインの課題は,何といっても,看護制度改正案の骨子が可決されたことだろう。
具体的には,
Ⅰ.看護基礎教育を4年制大学とする。
(1)教育内容-社会のニーズに対応できる基礎的な能力を持つこと。
(2)名称-看護師とする(仮称)。
(3)免許-看護師国家試験を受け,国家登録とする。
(4)業務-臨床看護,公衆衛生看護,母子看護(助産行為を含む)を行なうことができる。ただし最初に就業する場合,就業分野について指定されて施設で3か月の研修をうける。
Ⅱ.継続教育-経年的継続教育をうける。
Ⅲ.経過措置-現在の保助看法に定める各職能の規定は,当分の間現行による。
Ⅳ.准看護婦制度-63度年度入学者卒業時点で廃止する。
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