連載 晴れたらいいね!2足のわらじの自分予報・9
看護教育制度について思うこと
荒尾 晴惠
1
1千葉大学看護学部
pp.825
発行日 1996年10月25日
Published Date 1996/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901467
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編入生がうらやましい
オリンピックとともに熱い,暑い夏が去り,私の夏休みも終わってしまい,10月からは6セメスター(千葉大学は前期・後期ではなく○セメスターといいます)が開始となります.
「2足のわらじ」だった私も,5セメスターからは専門科目の講義が続き,しばしの間学生に専念する日々を送っています.5セメスター開始の4月頃には,94年の4月に一緒に大学に入った友人たちのうち,3年次に編入した人たちは大学院進学や就職で姿を消し,置いてきぼりをくったような感じがしましたが,5セメスター終了の頃は,今度は95年に編入して一緒に講義を受けていた友人たちが大学院受験準備をしているのをみて,改めて看護教育制度について考えるものがありました.同じように3年間看護の勉強をして看護婦国家試験に合格しても,学校教育法に定められた学校を卒業したか否かによって生じてくる違いを目の当たりにすると,いくら頭では理解していても複雑な感情が生じてくるのも事実です.
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