ペリネータルケア・13
母児搬送(perinatal Transport)
竹内 徹
1
,
横尾 京子
2
1大阪府立母子保健総合医療センター
2大阪府立母子保健総合医療センター周産期2部
pp.5-8
発行日 1984年1月25日
Published Date 1984/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206370
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周産期医療の地域システムのなかで最も大切な部分は搬送体制である.従来わが国では,新生児搬送が主体を占めてきたが,最近では胎児または母体の適応症に応じて,まだ胎児が子宮内にいる間に搬送するという母体搬送(maternal transport)ないし母児搬送(maternal-fetal transport)が問題になっている.(この点については,本誌37巻8〜10号の「メディカル・スコープ」を参照していただきたい.)今回は主として新生児搬送の実際と看護婦・助産婦の関わりについて述べることにする.
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