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母乳栄養に強い関心—第14回日本看護学会母性看護分科会開かる
本誌
pp.43
発行日 1984年1月25日
Published Date 1984/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206381
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第14回「日本看護学会母性看護分科会」は,晩秋の色濃い滋賀県大津市の琵琶湖畔,大津市民会館で,昨年11月10日〜11日の2日間にわたって開催されました。会場は,全国から集まった約1,000名の助産婦・看護婦・保健婦で埋め尽くされ,熱心な研究発表と討論が行なわれました。
研究発表は2日間で合計54題,妊婦の心理や妊娠中の口腔衛生,妊娠に伴う体重増加と分娩の関連,分娩・産褥に関する問題,母乳栄養の確立,継続看護,母性看護教育,新生児看護,ハイリスク妊産婦の管理など,母性看護にまつわる今日的課題が多角的にとり上げられました。なかでも,母乳栄養に対する関心はやはりぎわめて強く,実態調査,授乳指導の方法,乳房トラブルについての看護対策,乳汁分泌の適正化といった領域で,新しい試みが発表され,注目を浴びました。
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