特集 都立築地産院におけるPOSの看護への導入
第2部 各科におけるPOSの展開
3.分娩室
小笠原 加代子
1
1都立築地産院
pp.912-919
発行日 1983年11月25日
Published Date 1983/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206340
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
分娩時の看護目標は,安全で産婦が満足した分娩ができるように,専門的な技術と精神的な援助を行なうことである。また特徴として,分娩経過の綿密な監視と異常の早期発見,緊急事態に備えての対処等が要求される。当院では,自然分娩の他にラミナリアによる誘発分娩や,内服薬や点滴による誘発促進分娩,無痛分娩があり,分娩様式も多様である。しかも妊娠中毒症や糖尿病等の合併症をもつ産婦の管理を行なわなければならない。早急に問題を把握し,適切なケアが必要とされることの多い中で,現時点でのPOシステムによる分娩室での実際を報告する。
Copyright © 1983, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.