特集 患者を樂にするために
産科
分娩室での看護
pp.52-57
発行日 1952年12月1日
Published Date 1952/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661907188
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竹澤 分娩室では介助の人が全責任をもつわけです。患者さんにはあらかじめ分娩經過を話してありますが分娩第一期には痛みの意義について理解させる。その痛みの主體は子宮收縮である事又それによつて産道が開かれ,胎兒が娩出する事を分娩室に於て話し,更に娩出期に一番大切な腹壓について,その加え方とか時期等を細かく説明し,介助する人も一緒になつて腹壓を加える位の心がけが必要だと思います。
佐々木 やはり經過が心配なんですね。こういうことをよく訊きますけれども,お産する人は信用あるお産婆さんが「大丈夫です」という言い方で非常に安心する。
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