特集 地域母子保健と助産婦の役割
地域母子保健実習を通して考えること
総合病院勤務助産婦の地域活動のあり方を考える(Ⅰ),他
木村 富美子
1
1弘前医療短大専攻科
pp.449-452
発行日 1980年7月25日
Published Date 1980/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205728
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
助産婦は,リプロダクションに深く関与した業務をもつと共に,母子のライフサイクル全般にわたっての保健管理を行ない,更に地域保健医療の一端をになう母子保健の専門職である。従来,開業助産婦がこの役割を果たしてきたが,近年施設に勤務する助産婦が急増した結果,地域における母子の保健指導を専門に行なう人が減少し,また地域医療体制の整備に際しても,助産婦疎外の傾向がみられる。そこで現在はたして地域の母子保健上において,助産婦の必要性は本当になくなっているのか否かを検討することを目的に,この演習に取り組んだ。
Copyright © 1980, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.