連載 とらうべ
今,病院勤務助産婦に期待すること
藤田 和夫
1
1日本看護協会調査研究室
pp.357
発行日 1993年5月25日
Published Date 1993/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900793
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本年3月23日,「『病院勤務助産婦に関する調査』日本看護協会調査研究報告No.40」を刊行した。この調査を行なった目的は,これからの病院勤務の助産婦はどのような役割を担っていくかを考えていくための指針となるべく,資料を提示することにある。そこでまず,助産婦の業務や役割をどのように考えているのかを調べるため,助産婦,看護部長,産(婦人)科病棟婦長・医師,第1子を正常分娩で出産した褥婦のそれぞれに調査票を配布,回収し,まとめたものである。
調査の企画から完成までに2年間を費やした。企画段階ではできる限りの病院をたずね歩き,助産婦をめぐる諸問題について情報収集を行なった。作業は大変だったが,今ではそれが妙にほのぼのと懐かしく思い出される。行く先々ですばらしい助産婦さんたちとの出会いがあったからだろう。
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