研究・調査・報告
新リズム法についての看護学生の反応
中村 浩子
1
1関西労災高等看護学院
pp.720-723
発行日 1978年11月25日
Published Date 1978/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205461
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1.はじめに
母性看護の領域において,家族計画は重要な一部分である。人工妊娠中絶は昭和30年の117万をピークに漸次低下しているが,厚生省「優生保護統計報告」によると,昭和52年は64万1,242件である。この事実についての問題点の1つに受胎調節法が考えられる。受胎調節には種々な方法があるが,それぞれ長所短所がある。好ましい受胎調節法は,安全,確実,安価で,自然な夫婦生活が営めることである。
新リズム法は最近わが国に紹介され,週刊誌や新聞でも話題になった。この方法は,理解するのにやや複雑であるが,安全,確実,無料で,自然な夫婦生活を営むことのできる受胎調節法である。母性看護にたずさわる看護者は,新リズム法を理解し,対象者に働きかけ,実行させる能力を持ちたい。
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