Japanese
English
今月の主題 Helicobacter pyloriの診断と臨床応用
各論
抗体反応測定法
Detection of antibody to Helicobacter pylori
工藤 俊彦
1
,
金 辰彦
2
,
藤浪 斗
2
,
西川 潤
2
,
宮嵜 孝子
2
,
杉山 敏郎
2
Takahiko KUDO
1
,
Tatsuhiko KANE
2
,
Haruka FUJINAMI
2
,
Jun NISHIKAWA
2
,
Takako MIYAZAKI
2
,
Toshiro SUGIYAMA
2
1富山大学附属病院光学医療診療部
2富山大学大学院医学薬学研究部内科学第三講座
キーワード:
Helicobacter pylori
,
感染診断
,
血清抗H. pylori抗体
,
尿中抗H. pylori抗体
Keyword:
Helicobacter pylori
,
感染診断
,
血清抗H. pylori抗体
,
尿中抗H. pylori抗体
pp.164-168
発行日 2010年2月15日
Published Date 2010/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542102230
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Helicobacter pylori(H. pylori)感染診断には,内視鏡検査を用いる侵襲的検査法と,内視鏡検査を用いない非侵襲的検査法の2つがある.検査施行者および被験者の立場からすると,「非侵襲的」で「迅速」,「簡便」な,さらには「正確」な検査法が最も好ましいと考えられる.血清抗H. pylori抗体および尿中抗H. pylori抗体測定法はいずれも非侵襲的で比較的簡便な方法であるが,用いるキットによってその精度が大きく異なっていることや,H. pylori感染診断には非常に有用であるが,除菌直後の除菌判定には適さないなどの留意点を十分理解して使用すべきである.
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