わたしの助産術
トラウベ聴診法について
洲脇 絢子
1
1京都市立看護短期大学
pp.311-313
発行日 1977年5月25日
Published Date 1977/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205209
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1.はじめに
妊産婦を管理する助産婦にとって,胎児心音の聴取は,誠に重要な業務の1つである。その目的は胎児生存の確認と,胎位・胎向・胎勢,および単胎・双胎等の診断の他に,分娩時における胎児の切迫仮死の徴候を知ることにある。
心音は胎児のバイタルサインとしての最も重要な情報であり,これを聴取する助産婦には常に客観的態度が要求される。
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