海外文献紹介
産褥期看護を見直す—Reva Rubin:Maternity Nursing Stops Too Soon, A. J. N.,Vol. 75, no. 10より
横尾 京子
1
1元:淀川キリスト教病院
pp.569
発行日 1976年9月25日
Published Date 1976/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205107
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戦後医学の発展のなかで母性看護も著しく変化してきた。そして現在に至っては,母性看護はもう既に到達すべきところに達したと考えられている。しかし,果たしてそうであろうか。
Reva Rubinは,アメリカの母性看護をふり返り,その多面的な発展を喜びながらも母性看護の盲点が産褥期の看護にあることを指摘している。アメリカでは,産褥期の入院期間は3〜5日間に過ぎず,さらに短くなろうとしている。この現実に対して,褥婦の身体的家族的状況,および育児という面からその非妥当性を主張している。
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