特集 肥満妊婦の問題をとらえる
低カロリー食で減量を試みた肥満妊婦へのケア
青山 ふみ子
1
1北里大学病院
pp.264-266
発行日 1974年5月25日
Published Date 1974/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204700
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1.はじめに
妊産褥期に十分な栄養が必要なことは,胎児の発育や,母体の身体を守るために重要なことであるが,栄養摂取量の上昇により,過剰の体重増加が見られるようになった。
当院においても,妊娠前の体重がすでに95kgもある妊婦が,妊娠後期には107.8kgとなり,当院に送られてきた症例があった。低カロリー食による減量の結果,帝王切開により,母児ともに元気な生命を得たのでまとめてみたいと思う。
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