特集 肥満/標準体重
肥満者の減量と運動
西牟田 守
1
Mamoru NISHIMUTA
1
1国立栄養研究所健康増進部疲労生理研究室
pp.461-466
発行日 1985年7月15日
Published Date 1985/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207079
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■はじめに
肥満は成人病の危険因子である高血圧,高脂血症,高尿酸血症,糖尿病などを伴っている場合が多い.また,肥満者の場合,体重の低下に伴い臨床検査成績の改善をみることが多いので,肥満の解消,すなわち減量を指導することは成人病予防,健康増進の観点上重要な位置を占めている.
しかし,実際に減量を指導しても,なかなか期待される成果が得られず,逆に,誤った減量によって貧血等を起こし,健康を害する場合も稀ではない.
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