研究
最近5年間における周産期死亡児の検討
松村 イツ
1
,
野地 たへ
1
,
岡島 ミチ
1
,
加藤 和子
1
,
内田 チホ
1
1横須賀共済病院産婦人科
pp.42-48
発行日 1969年2月1日
Published Date 1969/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203703
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はじめに
私たちは,昭和38年4月より昭和43年3月までの最近5年間における横須賀共済病院産婦人科に入院分娩した症例を対照に,周産期死亡を検討しました.
周産期死亡の定義は,在胎29週以後,生後7日以内の児の死亡,つまり狭義の意を用いました.死亡児は母体側,胎児側より検討を行ないました.つまり母体側については,妊娠経過における異常所見,分娩時の状態,異常分娩などの有無について,胎児側および胎児付属物側としては出生時の新生児の仮死,体重,奇形の有無,羊水混濁,胎盤の異常所見などについて検討しました.
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