研究・調査・報告
市立四日市病院における最近5年間の周産期死亡率について
橋本 光子
1
,
加藤 利子
1
,
石川 美寿子
1
,
高田 五十鈴
1
1三重県四日市市立四日市病院産婦人科病棟
pp.32-35
発行日 1975年1月25日
Published Date 1975/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204802
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1.はじめに
医学の進歩と医療の普及によって,わが国の人口構成は先進諸国並みの変化をとげ,また死亡率についてもあらゆる年齢階層において著明に減少している。もちろん,乳幼児死亡率においても例外ではないが,ただ新生児死亡率についてはあまり減少がみられず,とりわけ周産期死亡率の場合には,他の年齢層の死亡率のように著明に減少していない。
周産期死亡率が,医療の質を判定する重要な指標であることは周知の通りであるが,どのような方法によって周産期死亡率を減少させることができるのであろうか。わが国の母子管理に携わる者が,この問題を改めて考える必要があるのではないだろうか。
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