特集 新カリキュラムと助産婦教育
新カリキュラムと母性看護
徳平 滋
1
1文部省大学病院課
pp.24-31
発行日 1966年10月1日
Published Date 1966/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203272
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■はじめに
看護学校の教育課程を再検討し,具体的な改善を行なうため「看護学校等教育課程改善に関する会議」が文部省大学学術局に設けられたのは昭和39年9月であった.しかし,看護教育の改善については,看護関係などの団体や有識者の意見の開陳や種々の努力がそれ以前から続けられており,文部省におかれている「看護学視学委員会」においても具体的な改善方向が示されていた.
看護学視学委員としては,看護学校の実地視察などによりその授業形態,授業時間数など問題点をそれぞれ明確にしつつあったが,それらは,教育課程の具体的な検討によらなければ解決できず,そのためには看護教育を専門に担当している人たちによる検討の必要性を痛感し,そうした機会を望んでいた.
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