研究
仙台地方の妊婦の栄養摂取状態について
針生 セツコ
1
,
福井 良子
1
,
三浦 正子
1
,
桃井 美智子
1
,
横田 君子
1
,
良田 節子
1
,
円治 光子
1
,
干田 つよ子
1
1東北大学医学部附属助産婦学校
pp.53-56
発行日 1964年9月1日
Published Date 1964/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202835
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1.はじめに
東北地方の食生活において穀類のとりすぎとか,その他の栄養などもかたよった傾向にあり,一般に粗食であると言われてきた.近年になって,食生活の改善がさけばれ,全国的にも食生活の水準は向上してき,その成果が児童の体格向上等に現われている今日において,妊婦の栄養状態はどのようになっているであろうか.優秀なる児を生むためにも妊娠中の栄養は重要な意味を持つが,実際,妊婦の食物に対する関心はどうか,どんな食物を摂取し,また必要量がみたされているかどうかを知り,今後の保健指導に役立てたいという考えのもとに,この研究に着手した.
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