特集 妊娠中毒
妊娠中毒症の外来治療について 第1報
藤沢 俊子
1
,
松本 澄代
1
,
茂田 晃代
1
,
岸本 静家
1
,
福田 フミエ
1
1長崎原爆病院産婦人科
pp.31-38
発行日 1961年9月1日
Published Date 1961/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202195
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妊産婦の保健婦指導の中で,妊娠中毒の早期発見と早期治療が,最も大切な課題であることは,今更,言をまたないことであります.
幸いに,重症妊娠中毒症の妊婦を,余り見ないようになつたことは,保健指導や,産前教育等の普及によつて,一般に,産科学の知識が向上したことによることも,その一つでありまして,私どもの喜びとするところでございます.しかし軽症妊娠中毒症例を見ることは,非常にしばしばであり,これら妊婦を外来治療で経過させるように指導することは,私ども助産婦の責任であると思います.
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