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薬剤の臨床
晩期妊娠中毒症に及ぼすクロロサイアザイド(クロトライド)の影響—第1報 外来患者について
Influence of chlorothiazide (chlotride) on toxemias of late pregnancy
中津 幸男
1
,
鈴木 多之助
1
Yukio Nakatu
1
1同愛記念病院産婦人科
pp.407-411
発行日 1960年4月10日
Published Date 1960/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202188
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Ⅰ.まえがき
晩期妊娠中毒症の薬物的治療法は種々の利尿,降圧,鎮静剤が用いられているが,利尿と降圧が共に顕著に存するものは未だなかつた。最近クロロサイアザイド(クロトライド)がこの両作用をもつとされ,内科領域に於いては大いに用いられているが,産婦人科領域に於いての試用は未だ少い。よつてわれわれは今回晩期妊娠中毒症に及ぼす本剤の影響を外来患者について調査したので報告する。
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