研究
妊娠中の乳房の手当
園田 アヤ子
1
1大阪赤十字病院産婦人科
pp.9-10
発行日 1958年12月1日
Published Date 1958/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611201585
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妊娠中の乳房の手当と申しますと,古来随分色色の説がありまして,今さら私など書くことは,おこがましいことでありますが,しいられるままに,書くことといたしました.それは当病院の外来で毎日私が指導しています方法についてのべますと,先ず順序として目的は申すまでもありませんが1.乳頭の形を整え新生児が哺乳しやすいようにすること.2.乳頭の皮膚を強くして授乳時,乳頭に皹裂を起したり,細菌感染による,乳腺炎等の予防のため.
手当を行う期間は妊娠6カ月より分娩まで,行つて頂いていますが,何かの原因により子宮収縮のある場合,即ち流早産の傾向のあるときは中止していただきます.
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