研究
臍帯処置と脱落日について—統計的観察
鈴木 豊子
1
1武蔵野赤十字助産婦学校
pp.11-14
発行日 1958年12月1日
Published Date 1958/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611201586
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1.まえがき
臍帯の脱落には,新生児の発育状態,栄養等の内的因子の他に,季節,使用薬品,切断部位,結紮の仕方,断端の包み方,乾燥等の外的因子が関係する事は既に認められている事であります.
(1)臍輪部より近く1回結紮すれば明らかに臍脱が早いこと.(2)臍輪部より長く切断すれば臍脱が遅れること.(3)切断部位に10%水溶性ヴイタグールを使用した時他の薬品より臍脱落が早いこと.(4)乾燥剤にサルチル酸亜鉛華澱粉を使用すると臍脱が早いこと.
等は既に報告されて居ります.
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