口絵
小児科診療の介助
小西 佳男
1
1日本大学医学部小児科学教室・外来
pp.33-36
発行日 1958年5月1日
Published Date 1958/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611201469
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小児科において,看護婦の受持つ役割は多方面にわたるものです.すなわち小児に親しみ,時には母親の心になり,ある時には友達にもなる心構えをもつていなければなりません.また乳児の発育,育児の知識をもち,健康状態を推察し,治療介補にあたつては室温,換気にも注意します.小児は周囲の変化に驚いたり,恐れたりして不気嫌になり,あるいは泣いたり,騒いだりして診察はもちろん治療をも困難にすることが多いものです.従つてできるだけその小児の気持を楽にして恐れを抱かせないようにする努力が必要です.
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