連載 新しいリハビリテーションの取り組み紹介
介助犬
高栁 友子
1,2
1社会福祉法人日本介助犬協会
2横浜市総合リハビリテーションセンター
キーワード:
介助犬
,
身体障害者補助犬法
,
指定法人
Keyword:
介助犬
,
身体障害者補助犬法
,
指定法人
pp.1215-1217
発行日 2011年12月10日
Published Date 2011/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102309
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介助犬とは
介助犬とは,肢体不自由者の日常生活動作を助け,自立と社会参加促進をすることを目的として訓練され,認定された犬を言う.落としたものを拾って渡す,手が届かないものを取って来る,段差などで車いすを引っ張る,緊急時連絡手段の確保として携帯電話などを持って来るなど,個々のニーズに合わせた介助を行い(図),希望者との合同訓練ののち,認定指定法人により,使用者と訓練犬がペアで認定を受けている.2002年に制定された身体障害者補助犬法のなかで法的位置づけをもった介助犬は,未だ歴史が浅く,全国で実働数は55頭にとどまる.
身体障害者補助犬法による認定を行う厚生労働大臣指定法人は,全国に7法人ある.横浜市,名古屋市,兵庫県,千葉県の総合リハビリテーションセンターなどである.
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