講座
分娩予定日超過について
小畑 英介
1
1東京浜田病院
pp.27-29
発行日 1958年5月1日
Published Date 1958/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611201467
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毎日我々が妊婦を診察していると,分娩予定日を超えても未だお産にならない場合に,妊婦及びその家族が不安を訴えて来ることが屡々ある.
然し「案ずるより産むは易し」の諺通り分娩予定日を如何に超過しても殆んどすべての人は無事にお産を済ませてしまう.分娩予定日を超過した場合に,自然分娩を待期してそのまま放置すべきか,或は又積極的に人工的陣痛誘発を行うべきかに就ては産科医の間でも問題になつているが,之に対する意見は人により多少異る様である.
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